9月の話題がさらに続きます。
なぜかだんだんとさかのぼって恐縮です。
9/10 仲秋の名月を目前にした13夜、潟沼でお月見会を行いました。
人工的な灯りが一切ない潟沼は、月の光だけが唯一の明るさ。
40名ほど集まった参加者がたたずむ中、どこからともなくアボリジニの
楽器ディジュリデュの低く地を這うような響きが・・・。
演奏しているのは仙台のアーティスト yukki。
月の明かりに浮かぶ潟沼のほとりで、一人静かに演奏をはじめました。
yukkiも自宅がこの大震災の津波で被災し、家の1階は完全に浸水し
しばらく2階で生活していました。震災直後、家のまわりは地獄絵図
の様だったようです。
yukkiのお父さんは、地元名産のスレート材を東京駅の屋根瓦として
におさめている会社の社長さんで、津波で流されたしまった何万枚という
スレート材を社員と一緒にこつこつ拾った
様子がTVでも放映されました。
http://yotsukura.exblog.jp/i3/
暗闇、月の明かり、潟沼、異界への扉を開くようなディジュリデュの
うねるうような低い響き。
そのシンプルな組みあわせが想像もしたことのない世界へと私達を
いざないました。
潟沼での月見会の後、会場を山荘「母里乃館」に移動し、お月見だんごを
いただきながらのディジュリデュ演奏会を開催。ろうそくを灯した山荘で
参加者の皆さんは潟沼とはまた違った、ディジュリデュの響きにしばし浸って
いました。
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