先日６／１０に「種まき大作戦２０１２」無事終了しました！
前日から、発達した前線の影響で鳴子は雨。
今までイベントでは一度も雨が降ったことがないのが自慢だったのに・・・。

準備で前日から宿泊している吉田さんと朝６時に畑を視察。
夜に、随分と雨が降ったわりには、地面はさほどぬかるんで
いませんでした。気になる雨も霧雨状態に変わっています。

せっかく前泊して種蒔きにのぞんでいるオーナーの方も
作戦決行の決断を待っています。
吉田さんと目を合わせ「やっちゃいましょー！」ということで、
種蒔き作戦決行です。

今年は、昨年まで植えていた半分の面積約１０aにをさらに
半分づつに区切り、味噌用のくるみ豆、枝豆用のじゃこう豆を
植えました。

昨年の鳴豆プロジェクトで出会い、農作業で合いを育み、

めでたく結婚した、太宰さんとあいちゃん夫婦もご挨拶！

種蒔きが終わった後は当宿のお得意様で兵庫在住のピアニスト
石原享子さんのご縁で、加古川の作家・西村恭子さんらが企画する
「風のコンサート」を旅館大沼　山荘「母里乃館」を
開催していただきました。

このコンサートは地元加古川の１本のケヤキの木を保存しよう
というところからはじまったコンサートだそうです。

今回、地元有志の皆さんを募り、震災でたった１本だけ奇跡的に
残った陸前高田の一本松の場所で鎮魂のコンサートを行うツア
ーを組んでこられていて、その最終のコンサート地が鳴子でした。

石原享子さんの清楚な伴奏にのせた岩田英憲さんの透き通る風
のようなパンフルートの演奏。心にしみいる吉川万里さんの
語りとケーナの演奏。それに多彩な表情をつける竹口美紀さんの
シンセサイザー。

大豆の種蒔きに参加した人々は、想像を超えた素晴らしい演奏
の数々に聞き入っておられました。

石原さん、西村さんのご縁、そしてもったいないほどに素敵な
コンサートを行って下さったことに心より感謝いたします。

また、この時の昼食は、ご縁があり風天空さん、多喜さんたちが
作る玄米のおにぎりと特製お味噌汁のオーガニック定食がふるま
われました。

風天空さんたちは、遠路はるばる福岡からやってきて下さいました。
彼らは全国をまわりながら、味噌など食の大切さを伝えておられます。

朝早くから地大豆湯治のメンバーも手伝いながら５０名分の玄米の
おむすびづくり。使った玄米は地元加美で奇跡のりんごの木村さん
から指導を受けて自然栽培米を作っている長沼さんの丹精込めた
ササシグレ（ササニシキの親）です。

私も前夜、この玄米をとがせていただきましたが、といでいると
こちらの気持ちも優しくなるようなお米でした。

その場にいる人達が、この素朴で力強い食でつながるような
気がしました。美味しかったー。

時空を越えて集まったみんなの力で、大豆の種蒔き、そして
風のコンサート、オーガニックな昼食を楽しむことができました。

みなさん、本当にありがとうございました